トクヤマの窒化アルミニウムとは!?

トクヤマの窒化アルミニウムとは!?

いよいよ、4Gから5Gの時代がくると言われていますが、その裏においては、5G関わる需要が高まっているのです。

その一つが、半導体の放熱材になります。

データを高速処理することから、以前よりも、放熱効果の高い手段がなくてはならないのです。

そういうわけで、注目されているのが「窒化アルミニウム」とされる物質になります。

そして現在、窒化アルミニウムの世界シュアのおよそ75%を、日本の「トクヤマ」という企業が独占しているのだそうです。

それでは、窒化アルミニウムとは、どういう物質なんでしょうか?

どういうわけで、日本が断トツ的なシュアを有するんでしょうか?
 

高純度窒化アルミニウムとは?

 
窒化アルミニウムとは、その名前が示す通り、アルミニウム窒化化合物になります。

窒化アルミニウムにおいては、熱伝導率絶縁性共に高く、耐食性高レベルである等の特徴を有することから、半導体の基盤によく採用されているのです。

近ごろ、マイクロエレクトロニクスの分野においては、高集積化あるいは、高出力化が進んでいて、そのタイミングで半導体等から生じる熱をどのように放熱させるかというような解決手段に追われているのです。

現在では、半導体基板のほとんどに、アルミナとされる物質が使われているのですが、アルミナでは今よりもっと、放熱解決手段が進まないというのが現状なのです。

そういう訳で、現時点で、期待を寄せられているというのが、窒化アルミニウムになります。

これ以外にも候補となる素材はいくつかあるのですが、窒化アルミニウムについては、アルミナの5倍以上の熱伝導率を誇りつつも、熱を逃がす性質も持っていて、他の素材よりコストや安全性の面でも秀でているとのことです。

窒化アルミニウムについては、色々な製品に加工されるのですが、純度が高ければ高い程、製品の品質がアップするとされていて、このような純度の高い窒化アルミニウムを、高純度窒化アルミニウムとよんでいるのです。
 

窒化アルミニウムは何に使うの?

 
だとしたら、この窒化アルミニウムというのは、どういうものに扱われているんでしょうか?

窒化アルミニウムについては、その性質を活かし、半導体等、熱があると動きが安定性を欠く部品の放熱材ということで、メインとして扱われているのです。

具体的に言うと、産業機械のインバーターであったり電車自動車のIGBT基盤LEDの放熱基盤などになります。

さらには、最初に少し触れたことからもわかるように、効果的な放熱効果が欠かせない5G関連の素材においても、注目をされていて、今後、より一層、需要が高まるのではないでしょうか。
 

窒化アルミニウムは日本が世界トップ?!

 
この窒化アルミニウム世界のシュアの75%を占有しているというのが、日本の企業「トクヤマ」になります。

トクヤマについては、独自色の強い製法によって、不純物を最小限度に抑制した品質の高い製品を生み出しているだけにとどまらず、そのような高い品質の製品を大量に製造しています。

その製造能力については、年に600トン程度で、これは世界最大になるのです。

トクヤマについては、更なる、窒化アルミニウムの増産体制に入って、2020年においては、生産能力が20%上昇する予定です。

これからも、トクヤマの独走状態は続くと思われます。
 

日本の高純度窒化アルミニウムのすごい点

 
それでは、日本の高純度窒化アルミニウムというのは、別の国に比べれば、どこが優れているというのでしょうか?

トクヤマの高純度窒化アルミニウムについては、別の会社のものと比べ、純度が高いだけじゃなく、窒化アルミニウムの粉末による高水準のセラミックス「シャイパル」の開発・製造等、自社でいろいろな用途に適応した窒化アルミニウムを使った製品を展開していることも強みとなります。

しかも、さっきも触れたことからもわかるように、独自の製法によって、不純物を抑えた窒化アルミニウム大量に製造する事が出来る事も、別の企業においては、真似できかねるポイントになります。

これからも半導体の用途については、広がって需要が多くなり、その重要性については、増すのではないでしょうか。

中でも、窒化アルミニウムにおいては、期待が高まっていて、高純度の窒化アルミニウムを作り出す日本の技術に注目が集まっているのです。

当然ですが、海外企業日本の企業に追いつこうと懸命になると考えられます。

ですが、現在での75%ものシュアを占有するトクヤマ牙城がくずされるには、純度の高い窒化アルミニウムを作り上げるだけじゃなく、それをトクヤマを上回って大量生産しなければいけないことから、困難であると言わざるを得ないのです。

そして、トクヤマ以外の日本の企業においても、窒化アルミニウムの研究が進んでいて、より一層、優れた製品が作り出されるかも知れません。

窒化アルミニウムについて、今後、日を追うごとに日本の存在感が増す事は間違いないと思います。