預金封鎖とされるフレーズ、ここ最近よく聞くことはないでしょうか?
万が一、実際、預金封鎖があった場合、どういう事があり得るというのでしょうか。
驚くことに、過去に日本において、預金封鎖が生じた現実があった事を知っていますか?
現代に、預金封鎖に陥ったら、かなり混乱が予想されます。
預金封鎖に関しては、可能性は低いかもしれないのですがあり得ないとも言いきれないのです。
どれだけ、あがいたとしても、預金封鎖をコントロールする事は私たちには出来ませんよね。
私たちに出来るのは、預金封鎖の意味あるいは、影響を把握して対策を想定することなのです。
預金封鎖で考えられる可能性と、対策に関して紹介していきたいと思います。
預金封鎖とは
預金封鎖というのは、銀行預金なんかにある金融資産の引き出しが出来なくなる事です。
ここで説明する、預金封鎖というのは、個人水準での話ではなく、国規模の事になるのです。
これは、政府の財政が破綻直前になりつつある時に取る、破綻を免れるための政策になります。
どうして、国の財政危機の影響で個人の資産が押さえられてしまうのでしょうか。。
自身が労力を掛けて、コツコツと節約した、お金が国に取り抑えられるというのは受け入れがたいのではないでしょうか。
そういう気持ちとは違い。。。
国は経済破綻の危機に直面した瞬間、皆さんの資産に税金を掛けて政府の収入にすることになります。
税金を掛けることによって、国の収入を増すことで、危機を打破しようとするのです。
それから、流通の量に歯止めをかける政策のインフレが引き起こされる際にするといった場合も。。
旧通貨を廃止してしまい、金融機関が市場通貨を集める場合であっても用いることだってあります。
こういったものが、預金封鎖になります。
預金封鎖が引き起こす事。
預金封鎖になった際、自分たちにどういう事が、引き起こされるというのか、不安になってしまいますよね。
さしあたって、一番の問題というのは、銀行から預金を引き出せなくなってしまうこと!
国が皆さんのお金を封鎖してしまうことになれば、自身の口座だというのに引き出せなくなります。
キャッシュレスが進展する時代の中、たくさんの人はお金を銀行に預けているはずです。
そんなに、現金を持ち歩かなくなるので、持っているお金は僅かな状況ではないかと思います。
仮に、預金封鎖になった場合だと、銀行に何千万円あっても、ない事と一緒になってしまうのです。
一方で、総資産は数百万円だけしかないとしても、手元に持っている方がいいことになってしまいます。
かといって、全財産をたんす預金にするというのは、現実離れしています。
ですが、現実の上で、預金封鎖になったならば、銀行にあるお金については、国の債務を救うお金になるわけです。
わかりやすく言うと、銀行に預けている貯金というのは、国のものになってしまうのが影響となる点になります。
キプロスから学ぶこと
預金封鎖で記憶に新しいとされるのは、キプロスによる事例になります。
キプロスについては、ギリシャの経済危機の影響により、銀行が大損失を受けたことが原因となります。
キプロスの預金封鎖については、2013年に起こっています。
現代に預金封鎖がもたらされるなんてありえないという人もいますけれど、現実の上で起こっているのです。
ここにおける結果については、2大キプロスの銀行に預けてあった、10万ユーロ以下の金額については保護されたのです。
ですが、10万ユーロ以上の預金については、国の債務とされて、没収されてしまいました。
これに伴う被害については、キプロス国民だけに限らず、ロシアの富裕層においても、大被害を受けたのです。
キプロスの債務を救ったメインのお金というのは、ロシアの富裕層の預金とされていたそうです。
預金封鎖の期間が、かなり続いたこともあって、国民については、怒りに任せた行動を取る人もいたのです。
この事例から学習するとしたら、ある程度の期間生き延びれるお金は懐に持っている事が必要だという事です。
預金封鎖のあり得る対策『資産運用』。
預金封鎖においての対策は、私たちからすればどのような事ができるのか。
大規模な資産を守ろうとするならば、土地や建物の形にしておく事が効果的です。
ですが、現実の上で、一般市民が対策できる方法ではないです。
一般市民が可能な事は、株や金等に変える方法があるのです。
ですが、株式のケースでは、暴落も予測できることから、万全というのは言いづらいですね。
なので、現実的な方法としては、外貨建てにしておく事になります。
まれに、海外移住あるいは、海外の銀行に預金を移動させる事を考える人もいらっしゃることと思います。
しかし、かなり労力を要することに繋がります。
言うまでもなく、元々基盤を有している人だったらそれもひとつとなります。
ですが、常識的に考えるならば、証券会社の外貨建ての形にしておくことが分かり易いのではないでしょうか。
一定レベルのタンス預金と、余裕の分については、外貨建てが現実の上での対策と考えられます。
預金封鎖から守る対策
直ぐ、そこまで近づいている、預金封鎖の現実。。。
可能性については、低いと言われるものの、現実という形で、日本の景気は悪化の一方になります。
預金封鎖がある可能性を感じ取って、万全の対策をしておいた方が良いでしょう。
備えあるなら憂いなし、準備をする事でパニックを軽減できます。
キャッシュレス時代を逆走してしまうように、一定レベルのお金は懐に持っておくことをおすすめします。
キプロスの例から学ぶなら、2週間から1ヵ月暮らせる余裕は最低限必要になります!
そのうえで、これ以上の預金については、貯金としない事が対策になります。
銀行に預けておくことが、一番安全とされるのは、もう既に逸話となります。。
銀行に預ける事は、日本の国債を持つことに繋がる事を知っておいた方が良いでしょう。
突然発令する預金封鎖の対策として、悲観的にならないで冷静な準備が重要なのです。
日々の暮らしにおいて、預金封鎖と言われても実感がないというのが当然だと思います。
何とはなしに遠くの国の出来事、とされる認識な人の方が少なくないでしょう。
ですが、このことは、現実的にあり得る事なのです!
キプロスの人もまさかの出来事だったに違いありません。。
ですが、今こうした事実を理解しておくことで、預金封鎖対策する事が可能なはずです。
預金封鎖が起こってしまったとしても、自分の資産を守る方法があるのであれば生き延びる事が可能です。
悲観的な気持ちになっていまいますが、現実を受けいれ、準備をしていくことが重要ではないでしょうか。