車で使用されているパーツというのは、消耗し劣化して行くはずです。
消耗品というのはたくさんありますが、交換するようにすれば、車は最適な状態を長いこと保つことができます。
それはそうと、消耗品を交換する時期について、認識しているでしょうか?
メーカーより、時期が推奨されているパーツもあるのですが、早期の交換を行った方が車の状態は良くなるという、意見もあります。
そういうわけで本日は、車の消耗品の交換時期に関しまして紹介させて頂きます。
目次
車の消耗品の交換時期①:『エンジンオイルフィルター』
エンジンオイルの汚れを取るフィルターというのは、交換しないまま、使い続けていたら、汚れがその状態で残ってしまって、潤滑不良が生じてしまうのです。
エンジンオイル交換の、2回に1回は交換するようにして下さい。
ですが、長寿命オイルについては、使用期間も長くなることから、オイルと一緒に交換するというのもいいですね。
車の消耗品の交換時期②:『ラジエター液』
ラジエター液については、LLCという薬品により、水の腐敗や凍結を防止しています。
ただし、交換しないで、使用し続けると水アカ等が生じてしまって、エンジンを冷却する能力が落ち、オーバーヒートが発生するかもしれないのです。
新車においての購入後は3年、それから後は2年毎が交換の目安になります。
ここ最近では、新車なら7年~11年と長寿命のラジエター液も販売されてきているのです。
車の消耗品の交換時期③:『エアクリーナー』
走行距離により、交換時期は変わってきますが、メーカー指定については、2万㎞と長めになります。
実際のところは、1万㎞くらいで点検して、汚れていたら交換するというのがいいでしょう。
車の消耗品の交換時期④:『スパークプラグ』
従来は消耗品だったのですが、すごく長持ちするようになりました。
最近では、10万㎞と、乗り換えるまでに交換する必要さえもなくなったくらいです。
車の消耗品の交換時期⑤:『バッテリー』
一般的には、2~3年くらいですが、使い方やメンテナンスの状態に応じて寿命がすごく変わってきます。
バッテリーの状態については、ガソリンスタンドやディーラー、カー用品店等にあるテスターで診断すると良いかもしれません。
また、車検のたびに交換するというのも適切だと思いますね。
車の消耗品の交換時期⑥:『ATフルード(ATF)』
ATフルードの交換時期については、特別に定義されていないのですが、寿命を延ばそう思うなら、5万㎞くらいで交換したほうが、ATの寿命も延びるとのことです。
車の消耗品の交換時期⑦:『FR車・4WD車のデフオイル』
デフオイルが劣化することで、デファレンシャルギアの動きがスムーズでなくまってしまい、パーツが摩耗してしまうのです。
3~4年ごとあるいは3~4万㎞ともなれば、交換のタイミングになります。
車の消耗品の交換時期⑧:『ブレーキフルード(ブレーキオイル)』
古くなってしまうと、下り坂みたいな、連続的なブレーキ操作から、べーパーロック現象が生じやすくなってしまいます。
過酷な運転を続けていないとすれば、交換の時期は4年毎でもいいと思いますが、安全を想定するのであれば、新車の場合は3年、それ以降は2年おきの交換が良いですね。
車の消耗品の交換時期⑨:『ブレーキパット』
走行距離あるいは年式で見極める事は難しく、使用方法が根拠になって、摩耗の水準は大きく変化してくるパーツになります。
新品の状態だと厚さ10㎜なのですが、1㎜が使うことができる限界になります。
定期点検の時に、減り具合を確認しておいた方が良いでしょう。
ちなみに、国産車のほとんどには、ウエアインジケーターを備えており、ブレーキパッドの使用が限界に到達すると金属音がもたらされます。
ブレーキするたびに、音がするとしたら、交換のタイミングになります。
放ったらかしにすると、ブレーキが使えなく規定されて、かなり危険となります。
車の消耗品の交換時期⑩:『ワイパーブレードゴム』
交換の目安については、約2年になります。
古くなったとしても、使うことができますが、劣化から、雨水をふき取る能力というのは低下してしまいます。
フロントガラスのコーティング剤が撥水する能力を保持するためにも、劣化したブレードゴムについては、定期的に交換した方が良いでしょう。
車というのは、たくさんのパーツの集まりで、交換のタイミングについては、パーツごとでおのおの違ってきます。
これに関連して、定期点検の時には、見積書に記載されているパーツでわからないものがあるなら、きっちりと説明してもらう方が良いと思われます。
愛車の寿命を延ばし、さらには経費を抑えるなら、忘れないでおいて下さいね。