みなさんは系外惑星という言葉を耳にした事あるでしょうか?
系外惑星とは、太陽系外にある惑星のことをいいます。
系外惑星(太陽系外にある惑星)において、地球みたいに生命が居る惑星が存在するかもしれない?…と考えられていて、リアルにそのような系外惑星(太陽系外にある惑星)を探す試みもされていたのです。
その一つが2009年に運用が始まった宇宙望遠鏡ケプラーにおいての系外惑星(太陽系外にある惑星)の探査になります。
この宇宙望遠鏡ケプラーというのは、2018年に運用が中止され、現在ここに至るまでの膨大な観測データを調査中のようです。
そういうわけで、本日は、現在、発見されている系外惑星(太陽系外にある惑星)において、特別に気になるものを紹介させて頂きます。
目次
太陽系外にある奇妙な惑星①:『ハイブリッド惑星グリーゼ3470b』
この惑星については、蟹座の方向に大よそ97光年の場所に位置していて、「GJ 3470」とされる赤色矮星の一円を公転しているのです。
質量に関しては、地球の12.6倍くらいです。
この惑星については、太陽系の惑星と比較すると、想定外の特徴をもち、専門家らの興味を引いているのです。
この惑星については、発見当初、地球と一緒で中心部については岩石で、進んでいて、海王星と同じで水素とヘリウムや重元素が含まれた大気を有する、ハイブリッド惑星と考えられていたのです。
ですが、現代においては、重元素を含まれていない純度の高い水素とヘリウムで作られた、太陽と同じほどの原始大気を有していると考えられています。
ハイブリッドはハイブリッドだったとしても、地球と太陽のハイブリッドとされるような惑星だったのです。
だけど、太陽系においては、この惑星みたいに、恒星の一円を公転しているというのに原始大気を有している惑星は見られません。
ほとんどの場合、恒星の一円を公転する惑星というのは、重元素による汚染を受ける事が一般的だからなのです。
この惑星については、太陽系の常識が通用しない、奇妙な惑星と言えます。
謎の解明がワクワクしますね。
太陽系外にある奇妙な惑星②:『〇〇より軽い惑星』
この惑星については、とかげ座に向けて450光年のところに位置しているのです。
半径が木星の1.38倍もある大きな惑星になります。
しかも、この惑星というのは、質量がすごく小さい事でも有名です。
驚くことに、一緒の大きさのコルクよりも軽いというのです。
この惑星の親となる恒星については、太陽に似たような恒星で、連星系ADS 16402の片割れです。
この惑星については、望遠鏡HATにおいて、トランジット法とされる方法で発見されたのです。
この惑星は、ガスの塊であるからなのか、熱により大きく膨れ上がっているのです。
たくさんの人が「これは恒星の熱が原因なのだろう」と思うでしょう。
ですが、一緒の恒星の熱を受けているガスの惑星においても、膨れ上がっていないものも存在するのです。
そんな理由から、恒星からの熱は関係がないと考えられます。
要するに、惑星の内部の熱によって、温められているのでしょうか?
これも違うのです。
これだけではなく、何パターンかの仮設が検討されたのですが、どれもこれも説明は容易ではなく、謎が残っているのです。
太陽系外にある奇妙な惑星③:『土星の200倍の惑星』
この惑星については、J1407の一円を公転していて、ケンタウルス座に向かって約400光年の距離に位置しているのです。
この惑星に関しては、土星と似たリングを有してして、そのリングの大きさは驚くことに、土星の200倍にもなるようです。
この惑星を見つけた手掛かりは、J1407が謎の明滅を見てたことによります。
これは地球から恒星を見ている時に、その手前を惑星が通過することによって起きます。
系外惑星(太陽系外にある惑星)を探す際には、この現象をポイントにしているのです。
ですが、J1407の明滅については、予想できない法則で明滅を繰り返すとか、すごく変わったものだった。
そして後に、この惑星が非常に大きいリングを有していたことから、こういう現象が起きた事がわかったのです。
この惑星においては、火星と一緒くらいの大きさの衛星があると考えられていて、この惑星のリングを細部に至るまで調査することによって、恒星の一円で惑星や衛星ができるまでの過程が解き明かされるのでは?と期待されているのです。
太陽系外にある奇妙な惑星④:『3つの太陽を持つ惑星』
この惑星については、ケンタウルス座の方角340光年に位置しているのです。
恒星Aの一円を公転する、木星の4倍の質量を有している惑星になります。
この惑星のあっと驚く特徴というのは、惑星の周りには恒星Aを入れて、驚くことに、3つの恒星があります。
どういうことかと言うと、太陽が3つある状況になっています。
いわばトースターがある中より焼かれているみたいな感じですよね。
そういうわけで、この惑星の表面温度というのは、概算で580度もあるのだそうです。
この惑星については、約550年を掛けて公転するのです。
そして公転のまっ最中、140年間昼のみしかない状態が続く場合があるとのことです。
ということは、3つの太陽を有している状態では、この惑星からはどういうふうに見えるというのでしょうか?
驚くことに、絶え間なく3つの太陽が昇ったり沈んだりして見えるとのことです。
一度、見てみたいと思いますよね。
この惑星と恒星A、B、Cは神業的なバランスを保っているというわけです。
こういうバランスの取り方をする恒星と惑星は、かなり、珍しいとのことです。
「今までの常識を一変する発見だ」と話題になっているのです。
ですが、何かの弾みにこのバランスを失うと、この惑星は弾き飛ばされてしまうこともあり得るのだそうです。
太陽系外にある奇妙な惑星⑤:『気温が4000度の超高温惑星』
この惑星については、恒星でもないというのに、気温が4300度も伴うことから話題になっています。
この奇妙な惑星については、2014年に見つかりました。
この惑星というのは、太陽の3倍弱くらいの大きさを有し、摂氏10000度の高温を有する、恒星「KELT-9」を公転しているのです。
この惑星については、恒星からかなり短い距離を公転していて、さらには、絶えることなく恒星方面に同じ面を向けて自転しています。
それに伴い、温度が4300度にもなってくる場所があるとされているのです。
この温度については、惑星であるというのに、一部の恒星を上まわる温度になります。
系外惑星(太陽系外にある惑星)には、生命が存在している公算が大きいと言われていたのですが、どう考えたってこの惑星に存在することはないでしょう。
そうだとしても、想像を絶する発見があるかも分らないという事で、依然として研究が継続されているのです。
生命の存在が期待できる、系外惑星(太陽系外にある惑星)なのですが、生命の存在だけに限らず、たくさんの謎が隠されています。
太陽系の外においては、私たちの常識を覆す世界が膨らんでいるみたいですね。
2009年に運用が始まったケプラーについては、2018年にその役割を終わりました。
現在では、残されている膨大なデータを調査中で、この調査においては、10年以上掛かると言われているそうです。
ひょっとしたら、真新しい系外惑星(太陽系外にある惑星)が発見されたり、生命の存在が確認されたりするかも知れませんね。
これからも、系外惑星(太陽系外にある惑星)の調査に目を向けていきたいと思います!