突然になりますが、皆さんは生命保険に加入していますでしょうか?
不測の病気や怪我、一家の大国柱であったら、例えば、死亡された時に残された家族が路頭に迷わないようにと・・。
あるいは、車やバイクを運転する人については、事故を引き起こした時の対策として、損害保険に入りますよね。
そういう「保険」だと思いますが、よくニュースや新聞の報道などで、意図的に事故や事件を装って、保険金を受ける、保険金詐欺の事件を見ます。
車の保険金詐欺であれば、現実的に事故を起こしてしまったり、怪我までして、本物の事故と区別がつかないような巧みな手法もあって、ご自身の自供以外バレないと思うのですが、保険会社の人によれば「保険金詐欺はかなり比率でバレる」のだそうです。
果たして、保険会社はどのようにして保険金詐欺を見極めるのでしょうか。
本日は「保険金詐欺は絶対バレる!」を紹介したいと思います。
目次
実際に起きた保険金詐欺の事例
「保険金詐欺」というのは絶対バレる!という確率の中で、実際にどんな「保険金詐欺」が行われ、バレていっているのか、実際に起こった「事例」を紹介させて頂きます。
事例1:ケガしたふりして、通院保険金をだまし取る。
交通事故で通院したと装って、保険金約270万円を騙し取った事件、接骨院鍼灸院と被害者役が手を結んで治療をしたことを装い、施術費や慰謝料という名目で保険金を不正請求した事例になります。
逮捕容疑については、共謀して交通事故に遭遇した夫婦と子供2人が同院で治療したかのように装い、同院が施術日名目で約103万円、夫婦が慰謝料という、名目で約168万円を保険会社に不正請求して、騙し取ったとしています。
事例2:交通事故に見せかけ保険金を騙し取った事例
故意に交通事故を引き起こして保険金を騙し取ったということで、警視庁が詐欺容疑で無職の男性と、会社役員の男性16人の詐欺グループを摘発した。
容疑者たちは故意的に事故を引き起こし、治療費や人身傷害保険、休業損害補償等を保険会社に請求していたという。
犯人の1人に関しては、6年間保険会社に就労していた経歴があって、偽の書類を作成するとか、詐欺を指揮していました。
最終的には、16人が摘発された上で不正に得た保険金はトータルで4,600万円にのぼった。
事例3:火災保険金を騙し取ろうとした事例
元海上保安官4人が会社名義のプレジャーボードに放火して保険金を騙し取ろうとした事件、容疑者らについては、2015年3月、仲間の会社名義のプレジャーボード(19トン)に軽油を撒いて放火した。
更に他の知人とも共謀して、火災保険金4千万円を騙し取ろうとしたという。
容疑者の1人が事件後に、家族の介護を理由として、退職した事や、ボートにかけられた保険金が不自然に高価格なことなど、不審に思う点が複数存在し、広島地検が捜査をしたところ事件が明るみになりました。
紹介させてもらった、事例みたいに、保険会社については、不審な保険金請求があると調査をきちんと行なうことから、最終的には保険金詐欺は発覚してしまいます。
保険金詐欺はバレる①:『悪徳医師や悪徳病院をリスト化し焦点を当てておく』
事故を装い、長期入院して保険金を騙し取るという詐欺は、病院の医師もタッグを組んでいる場合が多く、このような悪徳医師、悪徳病院については保険会社側でリスト化されているので、病院名を耳にしただけでも「この病院か・・怪しいな」と疑って掛かるのです。
一度の詐欺であれば、そう簡単には発覚しないこともあり得ますが、楽に大金が得られることから、何度も詐欺を働きたくなり得るのが人間の悲しい性です。
これにより、念入りに調べられて、数回は誤魔化せたとしても、仕舞いには尻尾をつかまれてバレてしまうのです。
保険金詐欺はバレる②:『失踪は詐欺の可能性大、保険会社が疑う』
保険金詐欺で一番多数を占めるのは失踪による死亡保険金受け取り、災害を除いて、被保険者が失踪したら、保険会社は「ほぼ90%以上は詐欺だと考え、調査する」ということになります。
失踪は7年が過ぎてしまうと裁判所から「失踪宣告」と言われるのが確定されます。(事故や天災に巻き込まれたと推測される時は1年)
こうした場合、死亡と同じ扱いですから、死亡保険金も支払われることとなります。
これを使って、経営不振の会社経営者が「失踪や事故を装って、1年後に保険金を受領する」とされるパターンになります。
保険金受取人との共犯がほとんどで、受取人を徹底マークすることによって事件が発覚するようです。
ついでに申しますと、こういう調査は保険会社が直接的に行なうことはなくて、外部の調査会社、さらには専門的に保険の調査のみを行なっている会社に委ねます。
保険金詐欺はバレる③:『保険金殺人、実は発覚しにくい』
予想外かもしれないが、実のところ、保険金殺人はバレにくのだそうです。
保険会社については「現実的に亡くなられている」際は、さほど調査はすることなく、病院や警察関係の書類が揃っていたなら、速やかに支払いします。
しかも「怪しい」と思っていたとしても、保険会社から警察に連絡して、冤罪だった場合、ひどい目に遭うことから、確証がない限りできないのです。
「結婚した自身の旦那が次から次へと病気や自殺で亡くなり、高額な保険金を受け取っている。」
非常に悪い女が逮捕されるという事件をニュースとかで見かけたことがありませんか?
驚くことに、こういうのも、最初の何回かはバレていないそうです。
何回も何回もしてしまうことで、警察や保険会社に疑念を抱かれ、逮捕に至ることになるのです。
「だったら、1回程度なら・・・」何て捉えないようにして下さい!
仮に捕まってしまいますと、ニュースで報道された上で、家族ともどもまかり間違っても地元には戻れなってしまいますよ。
保険はいざという時に必要なものになります。
本日は「保険金詐欺は必ずバレる」を紹介しましたが、万が一にも、「保険金詐欺を企んでいた」といった人に関しては、これを見て思い留まってくださいませ。