女性が高齢で妊娠・出産するケースでの、リスクはちょくちょく話題になりますよね。
男性は何歳になったとしても大丈夫!なんて思ったりしていないでしょうか?
本日は、高齢の男性との妊娠・出産のリスクというのを紹介したいと思います。
目次
高齢男性との妊娠・出産リスク①『自閉症』
女性だと、35歳以上の初産が「高齢出産」ということを示すわけですが、男性だったら40歳以上にさしかかると妊娠にリスクが生じるそうです。
40歳以上の男性は30代以下の男性に比べて、自閉症の子が出産する確率が6倍高いとされる報告があるのです。
高齢男性との妊娠・出産リスク②『がん』
出生時の父親の年齢が娘の成人期においての、「乳がん」、「卵巣がん」、「子宮内膜がん」のリスクに影響を与えるとも考えられています。
もっぱら若すぎることなども、そんなに、よくないそうです。
父親が25~29歳で産まれた女性に比べて、父親が20歳以下で産まれた女性は乳がんが発症する確率が約35%高くなり、卵巣がんが発症する確率というのは、約2倍あったとのことです。
一方、30~34歳の父親から産まれた女性というのは、子宮内膜がんのリスクが25%高かったとのことです。
高齢男性との妊娠・出産リスク③『うつ病』
スウェーデンの研究で、躁うつ病の患者13000人以上において検証がされたのです。
その際に、妊娠時に父親が55歳以上の場合の子供については、父親が20代だったのと比べれば、躁うつ病になってしまう、リスクが37%高いとされる結果がでました。
母親が高齢である際も、子供が躁うつ病になってしまうリスクは高まってしまうようですが、父親が高齢の際と比較すれば、その影響については少ないとのことです。
高齢男性との妊娠・出産リスク④『流産』
女性の年齢が、仮に若かったところで、男性の年齢が高くなればなるほど、そのリスクに関しては、増加していくそうです。
そもそも、流産が年齢関係なしに、平均したら100人中10人前後くらいだとしたなら、高齢になればなるほど、その発生率については、増加していって、50歳を超えると流産リスクについては、約2倍になってしまうとされています。
精子の仕組み
精子というのは睾丸の中に存在する「精巣」で作られるのです。
元の原料に関しては、たんぱく質で約74日間掛けて、精原細胞から精子となります。
作られた精子については、精子の通り道を成長しつつ通って射精が行われ、体外に排出されるのです。
男性は1日に5000万~1億個の精子を作るのです。
女性だと、卵巣に貯蔵されている原子卵巣が排卵されるのです。
卵子の元としてなる原子卵胞というのは、どんどん在庫が減っていくのですが、男性の精子については、毎日新しく作られるのです。
精巣においては、最大で10億個の精子を保存行うことが可能で、1回の射精で1億~4億個の精子を出すことが出来るのです。
精子の老化
日々、新しい精子を作るからということから、老化しないということではありません。
35歳以下の男性の精子であれば、約7割に活性化能力を有するのに対して、35~39歳であれば62%、40~44歳であったら52%、45~49歳においては39%と35歳を境界線として、低下していくのです。
これに伴い、41歳を過ぎ45歳に到達するまでの間においては、1年サイクルで7%ずつ、子供がもうけられる確率が下降していってしまい、45歳を過ぎると、どんどん急速に数値が低下していくのです。
高齢男性の加齢だけではない妊娠・出産リスクとは?
精子に影響するというのは、高齢だけに限られたことではないのです。
乱れた食生活、睡眠不足、喫煙、飲酒についても精子に良くない悪い影響を与えてしまうのです。
常日頃の生活を確認し直してみてはいかかでしょうか。
男性は汗をかくことが多いです。
通気性の悪い服を着ていることで、老廃物が蓄積され、疲れやすくなってしまうので、通気性が良好なものを着用するようにして下さい。
運動不足で、お腹に脂肪が溜まったりしていませんか?
体の代謝の悪化というのは、内臓機能の低下、精子への悪影響に直結します。
腹部のところを、温めて代謝をアップさせる事も重要になります。