人が不老不死になるとどうなる?

人が不老不死になるとどうなる?

この世に生を受けたということは、いつか朽ち果てる大前提である私たちにすれば、運命に抗い、不老不死を獲得しようとすることは、人類のあくなき欲望から生まれた「妄想」と見なされてきました。

これまでにも不老不死を望む人間については、古今東西さまざまな手段で自身の寿命を伸ばそうとしまして、場合によってはそのことがアダになって身を滅ばす事もあったのです。

過去には無類の権力を握った古代中国・秦の始皇帝については、不老不死を追求し「不死の薬」を明けても暮れても服薬していたが、この薬の中において、水銀で中毒症状に陥り、49歳でこの世を去るのです。

本当に私たちは限りなく生きる事は叶うのだろうか?

私を含め誰もがみんな1回くらいは考える事が、そう遠くない未来に実現するかも知れない。

現時点での日本人の平均寿命については約83歳ですが120歳、いやそれ以上生存し続ける「不死」と言える社会の到来も妄想じゃあない。
 

不老不死のカギを握る生物?

 
誰であっても、一番の恐怖というのは「死」ではないでしょうか?

少しであろうと長く生きたい、あるいは歳をとりたくないと思うのは、極めて一般的です。

私たち人間はおろか、他の生物あらゆるものには寿命が存在しており、この世に生まれた生物については、ことごとく、遅かれ早かれ死を受け入れることになっている。

ですが、そのような中においても特別な生物も存在します。

「ベニクラゲ」です。

それではどのようとこが特別と考えられるのか?

驚く事に、この「ベニクラゲ」こそが、不老不死の生物というのです。

普通生物というのは、生まれてから、時間に従って老化していって、いずれ死を迎え入れることになりますが「ベニクラゲ」の場合には、衰弱した後、ポリプという幼虫っぽい状態に戻って、それから以前と同様に「ベニクラゲ」が生まれてくる事が研究の結果として分っています。

厳密に言いますと、衰弱しますから、老化はすることも考えられるのですが、以前と同様にポリプの状態に戻ってしまうので「ベニクラゲ」については、まさしく、不老不死のクラゲと考えていいのではないでしょうか。

ですが、このことはクラゲの話であって、人間とはかけ離れている。

それでは、基本的に、私たち人間が不老不死を得るというのは可能なんだろうか?

クラゲの専門家においては、生物の種類からいうと、クラゲと人間は非常に離れてはいるが元をたどるならば、きっちりと繋がっているのだというのです。

すなわち、クラゲも人間も共通したゲノム(生物の設計図)があって、こういった研究が進む事で、人間の不老不死は現実的になってしまうというのです。
 

不老不死が実現できた場合の問題点というのは!?

 
ですが、この「不老不死」が例えば実現できたにせよ、実際に人間からすればメリットがあるのだろうか?

現在に至るまでの常識がいっぺんに崩れることから、さまざまな問題が起きてくるに違いないのです。

それでは「不老不死」が実現できれば、起こる可能性がある問題をいろいろな視点から紹介していきます。
 

不老不死の問題点①:『人口増加』

 
ただ人間が死なないという事は、人間の数に関しては増加していくばかりになります。

そういう背景から、地球上において、食料問題、領土問題、環境問題というような深刻化が予想されるのではないでしょうか。

このポイントで重要と考えられてきますのが、宇宙開発なのではないかと考えらえます。

地球に収まりきらないくらい、膨れ上昇した人口というのは、宇宙へと向ける以外は方法がないのです。
 

不老不死の問題点②:『生命の進化についていけない。』

 
「不老不死」というのは、50年、100年寿命が延びる場合とは事情が異なっていて、1万年後、10万年後、加えて100万年後以上も生存し続けるという事をいうのです。

そうすれば、新しく誕生する生命については、現在に至るまでの歴史と一緒で、なお一層、進化していくと思われます。

ひょっとしたら、料理も口に合わないかもしれないし、言葉伝統なんかも対応していかなければなりません。

はたしてまさにそれが、幸せなのでしょうか。

これについては不老不死となってみないことには、分からないのです。
 

不老不死の問題点③:『時間が過ぎるスピードが驚異的な早さになる。』

 
こういうのって、みなんさんも経験したことがあるかもですが、人間は歳をとってくると、年齢を重ねるごとに、時間が過ぎるペースが早く感じられる傾向にあります。

人間というのは、新しい経験をおこなっているのであれば、スローなペースに感じますが、歳を重ねる度に新たな体験が減っていくと、同じ1年だとしても、あっという間に感じてしまうのです。

としたら、何千年、何万年と生存し続けるとなれば、どのような時間の感覚になってしまうか?

恐らくは、正気を保つことが出来ない程のテンポで時間が過ぎていくだろうと思います。
 

不老不死の問題点④:『現実のものとするまでの私たちの諸事情。』

 
不老不死が現実味を持ち始めるまで、依然、時間が要されそうですが、時がくれば現実化するまでのカウントダウンとなる時がくることでしょう。

そのような時は、間違いなく高額な費用がかかるはずですから、今までになかったビジネスが誕生することになります。

そうしてから、実現するにあたって、ある程度の実験も求められ、最終的な実験台は言うまでもなく、私たち人間で行なわれることでしょう。

そうすることで、また人権問題やいろいろな利権の問題が浮き彫りが生じる事は無いとは言えません。

しかも、現在に至るまで石油であったり資源の問題で戦争が起きたりしたが、この不老不死というものに関しては、なお一層、魅力的なものであるので、これまで以上の争いも起こると予測することができる。
 

本当に不老不死は幸せなのでしょうか?

 
ひたすらに、よりたくさんの人命を助ける技術の開発については、持ち遠しい限りです。

ですが、それに伴って「生きる」という事への向き合い方に関しては、現在とは、絶対に変わってしまうだろう。

どれくらいまで生きることが幸せなだというのか、人の命の長さを決定するのは誰なのか。

近い将来に、その答えを個人個人が、見い出さないとならない日が確実に来るでしょう。