近頃では、ニュースによってしばしば話題となっている「煽り運転」。
欧米の研究によると、道路上で常日頃からイラついており、猛烈なクラクションを鳴らしやすい人がある程度、居る事が確認されています。
そして、中国については、道路上で激高して荒っぽい運転をしてしまうドライバーを「路怒症(ろどうしょう)」と言われています。
この「道路上の激怒(ロードレージ)」がかなりの交通トラブルだけではなく事故の原因になります。
こういうトラブルであれば、煽る側の車が完全に悪いのは勿論の事だとしても、極力、みなさんが、煽り運転の被害に遭遇しないように、本日は車にスポットをあてて、煽られやすい・煽られにくい車について紹介したいと思います。
煽られやすい車の特徴
軽自動車だったり、ちっちゃいコンパクトカーについては、外観が小さいために、ビミョーに弱い印象を与えます。
リアルにパワーも乗用車とは異なり、少ない車種がほとんどで、スピードも遅いこともあって、煽られるターゲットになることが多いというわけです。
さらに、高速道路の走行時だと、速度が出ないことから、煽られるタイミングが増えるのではないでしょうか。
何にも増して、追い越し車線走行なら、お誂え向きの的に、なりやすいことから、そういった場合は、無理に追越車線を走ろうとしないで、一番左の走行車線を走る方が良いでしょう。
他については、EVやハイブリット車というようなエコカーもパワーのないように見透かされてしまいます。
軽自動車あるいはコンパクトカーと比較すると、煽られる可能性は低いと思いますが、どっちにせよ、煽り運転のターゲットとなりやすいと考えられます。
煽られにくい車の特徴
次に比較的、煽られにくい車の特徴に関して紹介させて頂きます。
高額そうな外車又は高級車については、「事故ともなれば高い価格の修理費用を請求をされるに違いない。」「何とはなしに怖い人が乗っているかもしれない。」とされる心理が働くことから、煽る側も大なり小なり尻込みするわけです。
これ以外の理由に、煽り運転をする人というのは、一般的に言うと、覆面パトカーを警戒していると考えられます。
現実の上で、扱われている交通取り締まり用の覆面パトカーについては、セダンタイプがほとんどで、しかも、色が違えばホントに覆面かそうでないのかの判断ができなくなってしまいます。
大体、覆面パトカーに扱われている車種というのは、トヨタのクラウンもしくはマークX、日産のスカイライン、スバルのレガシィB4が多いとのことです。
なおほとんどの場合、覆面パトカーのボディカラーに関しては、シルバー、黒、白、紺というようなオーソドックスな色だそうです。
これに伴い、セダンタイプでシルバー、黒、白、紺色の車は非常に煽られにくくなると言えます。
何と言っても、セダンの中においても、トヨタのクラウンが覆面パトカーに頻繁に扱われていることもあって、一番煽られにくいのではないでしょうか。
加えて、SUV車については、車格が大きくインパクトを有しているので、煽られにくい確率が高いようです。
さらに、SUV車というのは、車高が高いことから、煽ろうということで、後方近辺に寄ると前方の視認性があまりにも悪くなってしまいます。
このことから、最初は煽る意識を持って近づいたにせよ、自分自身への危険性が生じて、煽ることを諦める人が多いと考えられます。
もっと言うなら、スポーツカーもパワーを持っており、速度が出ることもあって、煽られにくい車種だと言えます。
ですが、スポーツカーに限って言えば、余計に、相手も意地となって極端に煽ってくる恐れもあるでしょう。
そのような場合は、いかなる理由があろうとも、挑発に乗ることなく、冷静沈着に対応していただきたいと思います。
研究によると、自動車内の人が見えるほうが、見えないよりも、クラクションを鳴らすにくいことも分かっています。
相手が視界に入る事で、相手の心にちょっとでも、共感することが出来れば、人というのは、心の中の攻撃性を阻止しやすくなるのではないでしょうか。
ですが、煽り運転をする人というのは、自己中心的な気質の人が多いことから、どのような車に乗車していたとしても、煽ってくる人は煽ってきます。
そのような時は絶対にあなたは逆上せず、冷静沈着な判断を取ることを意識しましょう。