運転席においては、速度計や水温系、燃料系というような数種類のメーターがセッティングされていますよね。
しかしながら、運転歴が長期に至ると、メーターや警告灯が点灯の際の意味について記憶があやふやになってしまうものになります。
普段であればどうにかこうにかの知識だとしても、何の問題もなく運転できると思いますが、トラブルに素早く対応するためには、警告灯の表示をきちんと理解しないといけません。
警告灯が表示するサインを見誤ってしまうと深刻なトラブルが起こりかねないと思われます。
こういう知識というのは、免許を取得時なら一所懸命勉強するのですが、運転的が長くなってしまうと忘れてしまうものも出てくるのです。
又、車を熟知した人であるほど警告灯の意味を忘れてしまった場合に、自分流で原因を確かめるというような不適切な対処をする事で、むしろ問題解決が遅れてしまう事があります。
車の知識も運転操作も、過信はNGになります。
一度こちらで、基本に戻って、警告灯の種類と意味や役割と説明についてチェックしてみよう。
警告灯の種類。
警告灯においては、次に示すようなものがあるのです。
車の警告灯の種類①名称『充電警告灯』の説明。
この警告灯の点灯というのは、何かしらの影響でオルタネーターからの発電が止まっている事を示されています。
オルタネーターのVベルトが緩んだり切れたりしていることもあり得ますので、早急に点検した方が良いでしょう。
充電警告灯が点灯してしまったら、即座に安全な場所に車を停めて、エンジンを止めてください。
車の警告灯の種類②名称『油圧警告灯』の説明。
この警告灯が点灯したのであれば『エンジンオイルの圧力が低下』しているということを意味します。
このような時も、直ちに安全な場所に車を停めてエンジンを止め修理業者へ連絡してください。
車の警告灯の種類③名称『ブレーキ警告灯』の説明。
この警告灯が点灯したのであれば、ブレーキに異常が見られるということになります。
ブレーキオイルの量や、サイドブレーキの作動状態、アンチロック・ブレーキ・システムなどを早急に点検することが必要です。
車の警告灯の種類④名称『エンジン警告灯』の説明
この警告灯が点灯してしまったら、エンジン制御システムの異常の可能性があります。
エンジンオイル系統に、何かの異常があることもあり得ます。
車の警告灯の種類⑤名称『燃料警告灯』の説明
燃料が残り少なくなることによって点灯いたします。
平均すると、5l(㍑)以下になることによって、この警告灯が点灯することがほとんどです。
車の警告灯の種類⑥名称『シートベルト警告灯』の説明。
ドライバーがシートベルトを装着してない時に点灯いたします。
ただし、そもそもこの警告灯が点灯していないとしても、運転をする前にシートベルトがキッチリと装着されているか確かめなくてはダメですよね。
車の警告灯の種類⑦名称『SHSエアバッグ警告灯』の説明。
エアバッグが、作動しない可能性がある事を指し示す警告灯になります。
エアバッグについては、万が一に備えて、必要不可欠な装備になるので、きっちりと機能する状態にしておきましょう。
車の警告灯の種類⑧名称『高水温警告灯』の説明
水温が上がっている事を、指し示す警告灯であります。
高水温警告灯が点灯していることを放っておくと、オーバーヒートを引き起こしてエンジンが壊れてしまうことがあり得ますので、直ちに適応してください。
車の警告灯の種類⑨名称『ウォッシャー液警告灯』の説明
ウォッシャー液が、足りない時に点灯いたします。
直ちに、補充することをお勧めします。
車の警告灯の種類⑩名称『空気圧警告灯』
タイヤの空気圧が、規定値より下に下がった時、点灯いたします。
タイヤの空気圧は車に乗車していない時も、ジワジワと下がっていきますので、周期的に確かめて、空気圧を適性にキープしておかなくてはいけません。
車の警告灯の種類⑪名称『ハイブリッドシステム異常警告灯』
この警告灯については、ハイブリッドモデルだけにしか搭載されていないです。
バッテリーやシステムに異常が見られる際に点灯いたしますので、安全な場所に停車してディーラーに連絡した方が良いでしょう。
車の警告灯の種類⑫名称『ABS警告灯・ブレーキアシスト警告灯』
アンチロック・ブレーキシステムにおいて、異常が見られる時に点灯いたします。
この警告灯が点灯している際は、アンチロック・ブレーキシステムが機能しなくなることから、雪道なんかでブレーキを掛けた時にタイヤがロックしてしまうということがあります。
ブレーキを踏んでいないというのに、点灯する時には、システムそれ自体に損傷を有している恐れもあるでしょう。
事故を引き起こす前に、的確な対応措置を行なうべきです。
警告灯の種類の表示を感覚的に読み取る方法
メーターや警告灯の表示(意味)をしっかりと覚えておく事は、ドライバーの義務だと思います。
と言うものの、ハイブリッド車や電気自動車というような、今までなかった車種の登場と併せて、警告灯の種類も増えてきていますから、全部が全部、認識することは大変なことになりますよね。
それを踏まえて、警告灯が指し示す詳細な意味を忘れてしまった場合でも、感覚的にサインを解釈する方法を覚えておいた方が良いでしょう。
重要なのは、警告灯の色になります。
警告灯の点灯色というのは、国際規格で定まっていることから全世界共通となっています。
警告灯の点灯色においての意味は、赤色:危険、黄色:注意、緑色:安全と定められています。
信号と一緒ですから、理解しやすいですよね。
さらに、水温というような温度を指し示す警告灯の場合、赤色:高温、青色:低温といった意味になります。
これもまた感覚的に理解しやすいですよね。
メーターや警告灯が表示する意味は、ドライバーに警告灯の意味がわかりやすく工夫されていますが、それぞれの意味をしっかりと認識している事が望ましいと言えます。
何とはなしに、運転している人もせっかくの機会なのでチェックしておくことをおすすめします。
それから、警告灯が点灯したとしたら、放ったらかしにしておかず、修理業者に連絡するなどにより、きちんと応対して頂きたいと思います。