【定年後ひとりぼっち】暇すぎる、みじめ、無気力、居場所がない。

定年後ひとりぼっち

長い期間、働いた会社を辞めて、第二の人生を「ひとりぼっち」で暮らす人が増加していると思われます。

自分自身に置き換えると、定年後は日々、ひとりぼっちになってしまうんだろうか?と考えたりします。

みなさんはどんな感じでしょうか?

現在、現役世代の人はそんなこと考えたこともないかと思います。

「現在の仕事を退職して、定年後は気の合う友人と常日頃、気楽な気持ちで顔を合わして好きな事を楽しみたい。」

一般的にはこのように考えているのではないでしょうか。

ですが、このように定年後、いい感じにならないという人が多いことが現実みたいです。

現役時代というのは、会社内においての上司や同僚、部下といった深い人間関係を築いているけれど、退職後というのはその関係が切れてしまって、ご自身の居場所が失われている人が多くなっているというのです。

現在に至るまで長い期間、社会の中において、1日中、共同作業を続けてきた人達が、定年後、一人ぼっちになってしまって、力も気力も起きないのは当然だと言えるかもしれません。

男性にとって不安なというのは、「自分の居場所」がなくなっちゃうことなのです。

今日に至るまで、社会でやり遂げることが重要な自身の役割があったというのに、定年になってから、それをなくしてしまい、自分と社会との関わりが消え失せてしまう。

「これから先、何をして生活していったらいいんだ?」みたいな感じが男性からすれば一番不安に感じる原因じゃないだろうか。

ここで、どんな人がどんな場所で「ひとりぼっち」の老後を暮らしているのでしょうか?

いろんな実際の具体的な例を紹介させて頂きます。
 

定年後ひとりぼっち①:一日図書館で時間をつぶす老人たち。

 
ある図書館で朝10時の開館前に行くともうすでに2~3人の男性が玄関前にある椅子に腰を下ろして待っているのです。

60代、70代に見える男性ようでした。

定年退職者だけとはいえないが、60代っぽい男性たちは元会社員だったかのように見えました。

開館時間になり、扉がオープンすると、その男性らみんなが新聞コーナーに行くのです。

全国紙とスポーツ新聞と考えられているもの等をトータルすると人数分はありますから、一人一紙単位でセレクトして読み始めます。

一人の男性の方が、経済新聞を長い時間、読んでいたことから、その経済新聞を読むために待機していた人が声を掛けました。

「もうちょっと早めに読んで次に回してもらえないか」と呼びかけると、経済新聞を読んでいた男性はページを読んでいた手をとめてこう返しました。

「誰もが順番なんだからしょうがないだろう。」と口答えして少しいい合いになってしまった。

図書館内にほんのちょっと、緊張感が走りました。

なんかやりきれない感じがしますよね。
 

定年後ひとりぼっち②:平日のイオンモールの光景。

 
平日の複合型ショッピングセンターにおきましても、高齢者の男性の姿が数多く見受けられます。

休日とは違い幅広い空間は空いていまして、午前中にゆったりしたソファーに腰かけているというのは、大半が高齢者の男性でありました。

住宅地における喫茶店でも定年退職したと思える高齢者の方は多い。

子どもたちを連れたお母さんたちのグループとは違い、一人で新聞や週刊誌に目を通している人が多いようです。
 

定年後ひとりぼっち③:ジムは高齢者の憩いの場?

 
駅から近いスポーツジムというのは、開店の時間には長い行列がみられます。

男性、女性に関係なく、高齢者が並ぶ姿がいっぱい見られる。

このジムに行ってみると、午前中は高齢者ばっかりでした。

スポーツジムというのは、勤務する時間の後に運動する場所では?

いいえ、それだけではなさそうです。

スポーツジムというのは、昼間であるのなら、何回利用しても大丈夫なコースがあって、朝から夕方までジムで日々を過ごしている方もかなりいる。

お風呂もあることから、「昼食を持参したらのんびりと過ごすことができる」というような男性定年退職者もいらっしゃいました。
 

定年後ひとりぼっち④:街中の喫茶店も現役引退組?がくつろぐ姿が・・。

 
巷の喫茶店においても、朝のうちに空いていることから、高齢の男性の姿を見受けられます。

新聞もしくは雑誌等を読まれている人、本に目を通している人、とりわけのんびりと煙草を楽しむ人であったり、くつろぎ方は人によって十人十色です。

断じて、ひとりぼっちだという状態に問題があることはありません。

好きなようにのんびりと時間を過ごす事が、すがすがしい人も少なくないことでしょう。

人と群れるということを好まない人もいるというのが世の中になります。

ですが、定年退職者を取材した内容に、記者の質問事項に具体的に答えてくださった人たちの中に、「毎日することがないので困ってしまっている。」「何にも増して自由になった今が特にうんざりする」「暇なのに焦る自分がいる」「嫌な上司もいないよりはまるっきりマシ」その他には、「このままの毎日が続くと思うと、自身の人生はどんな意味があったのだろうかと思う時がある。」とさえ話した人もいたようです。

こういった取材の中において、定年退職者からすれば、まず何よりも、「他のメンバーのために」何かをやらなければならない義務や役割、つまりは、人といった「関係をつくる」作業を必要とするかもしれない。と結論を出していたのです。

まさしくおっしゃる通りですよね。

仕事をしていたなら知らぬ間に人との関係ができると思いますが、実際に引退して一人となった時に他人といった関係を築く事の大きさに初めて自覚するのだと思われます。

みなさんはどのように感じますでしょうか?

十人十色、思う事は異なると思いますけれど、引退後の人間関係というのを、一回くらいは考えるというのも未来の自分自身のためになるのではないでしょうか。