【天王星の特徴】なぜ横倒しで自転軸が傾く?臭い?寒い?理由。

天王星

地球と同じように太陽系にある惑星「天王星」。

私たちからすれば、わりと良く知っている惑星だと思いますが、その実態をよく知っている方は多くはないのではないかと思います。

驚くことに、天王星については、好奇心を示す特徴が少しばかり存在しています。

本日はそのようなフシギな惑星天王星の特徴を紹介したいと思います。
 

天王星とは?

 
何より天王星というのは、どんな惑星なのか、その概観を紹介させてもらいます。

天王星というのは、太陽から7番目にある惑星となります。

18世紀にイギリスの天文学者「ウィリアム・ハ―シャル」により、発見されたのです。

太陽からの距離については、概算で28億6354万㎞ではないでしょうか。

木星と同じで水素やヘリウム、メタンなどといった、ガスで作れていて、その内部には氷の塊があるのです。

体積については、地球の約63倍程度もあるにも関わらず、その質量というのは、地球の約15倍前後と大きさからすれば軽いというのが特徴となります。

青く美しい見た目をしていまして、うっすらですが、土星と一緒の輪を持っています。
 

天王星は横倒しで自転している。

 
天王星の一番、特徴的なことが、横倒し状態で自転しているところになります。

地球も自転軸が傾いていて、軸が傾く事というのは、変わったことじゃありません。

ですが、天王星に関しては、びっくりすることに、98度も傾いていて、例えるならば寝転がっているかのような状態にあります。

ここまで傾いていますのは、すごく希少なことだということです。

だったらなぜ、天王星については、これだけ傾いているのでしょうか?

明確に、解き明かされているということはないのですが、一説だと、天王星が誕生して間もなくの頃、惑星程度の大きさの天体が衝突したことが原因では?と言われています。

そうして、この衝突した惑星が、謎の惑星ということで、有名な「惑星X」ではないか?と考えている専門家もいると言われています。
 

天王星は特に臭い惑星?!

 
天王星については、一緒の太陽系にあるのに地球からの距離が遠く、探査がうまく行ったのは1986年のボイジャー2号だけです。

これに伴い依然として、未解明の要素が多くあるというのが、実態なのです。

天王星の謎の中に、天王星の雲の組成が上げられます。

現在までの観測から、雲はメタン等を含んでいる氷で作られている事は想定されていました。

ですが、専門家の中においては、この他に硫化水素やアンモニアが含まれる可能性もささやかれていたとのことですが、それに見合う確たる確証は一向につかめずにいたのです。

けれど、最先端の観測技術によって、硫化水素が含まれた確証をつかんだとのことです。

これというのは、今までの観測技術では検出不可能だった、硫化水素のかなり弱い吸収線を、検出することの出来るようになったことによるのです。

この硫化水素については、同一のガス惑星だという土星や木星では検出されていなくて、この発見が惑星の誕生や進化の秘密を解くキーポイントになるかもしれない?と期待されています。

余談ですが「硫化水素」と聞けば、温泉地の卵の腐ったといった感じのにおいをイメージする方もいることと思います。

言ってみれば、天王星も、近づいていくと、似たような、卵の腐った匂いがしてくると考えられます。

ですが、天王星は凄まじい環境であるので、近よることなんか無理だと思いますが・・・。
 

天王星にはダイヤモンドの雨が降る?!

 
天王星や海王星というのは、ガスと氷ででき上がっていて、「氷の惑星(天王星型惑星)」というようにも言われています。

こういう氷の惑星では、ダイヤモンドの雨が降っているかもわからないと、専門家の中で話題になっていたとのことです。

そしていよいよこの事実を研究によって実証するというのです。

研究者らはSLAC国立加速器研究所にある、X線自由電子レーザーで、天王星の内部の環境を再現したのです。

それからそこに高圧をかけたところ、天王星を再現する目的で用いられたプラスチックが、ダイヤモンドの構造がある「ナノダイヤモンド」に変わった事を確認しました。

実際の天王星ダイヤモンドの雨を観測しえたということはありませんが、実際の天王星で降っているダイヤモンドというのは、何百万カラットのある大きなものだと見込まれています。

このダイヤモンドをもしも採取するということが出来たとしたら、億万長者になれるでしょうね。
 

天王星はすごく寒い。

 
天王星については、太陽から遠く距離があることから、その平均温度に関してはマイナス200度以下と超低温となります。

ちなみに、地球と太陽の距離については、約1億5000万㎞程度となります。

この数字をみても、ビックリするほど遠いということが分かりますよね。

先程も述べたことからもわかるように、天王星は軸が横倒しになっています。

その影響を受けて、地球とは違って、極のあたりが赤道より多くのエネルギーをキャッチして、温かくなってしまっていることが想定されます。

ですが現実的には、地球と一緒で赤道付近の方が温かいのだそうです。

どうして、そうなるのかは今日この頃でも解明できていないとのことです。
 

天王星が青く見える理由とは?

 
天王星というのは、うっすら青く光り輝いています。

これというのは、天王星メタンの雲で覆われているからだといえます。

メタンにおいては、赤い光を吸い込み青い光を反射する性質があるのです。

このメタンガスの性質によって、天王星は青く見えることになるのです。

ちなみに海王星が青く見えるというのも同じような理由というわけです。

ちなみに天王星においては、模様が無いように見えるようですが、ボイジャー2号等の観測において、ちょっとですが雲が元となる模様がある事が分かっています。

謎のいっぱいある天王星については、観測技術の発展と共に研究に拍車がかかる事を期待されているのです。

ではこれから先の探査計画というのは、どういうふうになってるのでしょうか?

欧州宇宙機構に関しては、2030年代の前半に、天王星と海王星を探査するミッション「ODINUS」を実現させたいと言われているそうです。

このミッションでは、さっきも紹介した硫化水素の分析等によって、太陽系が誕生した経過と想定されているものを明確にすることを目標にしているのです。

更に、天王星の自転軸が大幅に傾いている理由についても明確にしたいと考えているそうです。

現段階では、天王星の探査計画というのは、全くもって先になると考えられます。

ですが次の探査の時に、どのような謎が解き明かされるのか、意識すればドキドキします。

同一の太陽系にあるにもかかわらず、謎のいっぱいある天王星。

よく知っている実態も説明のしようがないものが数多く、興味を惹かれますね。

将来的に、観測技術がレベルアップすることによって、これまでになかった事実を把握することが出来るかもしれないですね。

将来において、更なる謎が解き明かされる事を、期待したいと思います。