【怖い天体】グレートウォール「宇宙の大規模構造」。

グレートウォール

依然として、膨張を継続していると言われているスケールの大きい宇宙。

それの大きさというのは、とてつもなく、想像を遥かに超える程です。

更に、そういう広大な宇宙の構造の中におきましても、際立って大きいとされている構造が「グレートウォール」になります。

本日は想像も不可能なくらい、大規模な宇宙構造「グレートウォール」を紹介させて頂きます。
 

グレートウォールというのは?

 
グレートウォールというのは、中国の万里の長城があるみたいに見えることから、そのように命名されました。

その名前が示す通り、数え切れないほどの銀河から起こる、途方もなく大きい壁と同じようなものです。

私たち人間のいる太陽系については、銀河系とされる銀河の中において存在しています。

私たち人間からしたら、太陽系も銀河系も、桁外れに広いものなのですが、この広い宇宙からすれば、銀河系より更に一層大きな銀河は数多く存在するでしょう。

グレートウォールというのは、その果てしなく広がる銀河が無数に密集したものになりますから、いずれにせよ、想像もすることができないくらい、大き過ぎるという事は明らかですね。

この途方もなく大きい銀河の壁グレートウォールというのは、地球から概算で2億光年の距離に存在するとのことです。

更に、その大きさについては、現在明らかになっているもので、高さ概算で3億光年、厚さ概算で1500万光年、長さについては5億光年以上もあるといわれています。

銀河系の規模が、直径約10万光年、厚さ約1000光年となってしまうので、あり得ないくらい大きいという事が理解できます。

ですが、ハッキリとはこの壁がどの程度、続いているのか現在でもはっきりしていないそうです。
 

「グレートウォール」をどうやって発見したの?

 
このグレートウォール探し出されたというのは、1989年となっています。

ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのマーガレット・ゲラーらというのは、銀河の分布図を作ることから、膨大な銀河の赤方偏移を情報収集していたとのことです。

その情報収集中に、探し出されたのがグレートウォールなのです。

それからより一層、観測はすすめられ、グレートウォールが宇宙の中において、数多くあると突き止められました。
 

宇宙の大規模構造

 
数え切れないほどの星が凝集したのを、銀河と呼びますが、この銀河というのは宇宙において、均等に存在するということではありません。

ダークマターというような影響により、銀河が無数に凝集するエリアと銀河が皆無の空洞のようなエリアに分かれます。

この空洞というようなエリアというのは、ボイドとよばれています。

余談ですが、ボイドの直径とは、1億光年を上回るとのことです。

それから、銀河が無数に寄り集まったのを銀河団、更に銀河団が無数に寄り集まったのを超銀河団と言われています。

そんなふうに宇宙をとてつもない規模で見た時の構造の事を、「宇宙の大規模構造」と言います。

その構造をみたりすれば、大多数の銀河がボイドを取りかこむかのように依存していて、その様子が例えて言うなら、石鹸の泡みたいに見えるために、「泡構造」というようにも呼ばれています。
 

グレートウォールの成り立ち

 
グレートウォールというのは、超銀河団が、壁があるみたいに分布する状態の事を言います。

なお、このグレートウォールについては、ボイドとボイドが触れ合う面に沿いながら分布する事がわかったのです。

それでは、グレートウォールはどうして出来たのでしょうか?

現在でも、はっきりとしていませんが、ダークマターが緊密に関わっているのでは?と言われているようです。

つい今しがた、申し述べた宇宙の大規模構造ですが、どういうわけでこのようになることが、ダークマターの存在なしでは言い表すことができないのです。

現在、重力だけでは銀河同士はひきつけられることなく、ダークマターの作用により、ひきつけられているとのことです。

当然のこととして、グレートウォールの成り立ちも、ダークマターの分布などと関わっているだろうと考えます。

グレートウォールというのは今日この頃でも観測が続けられ、銀河の誕生や成り立ちの謎の解明に活用しようと試みられているのです。

現時点での観測技術によると、グレートウォールの全体像を知ることは不可能ですが、将来的に漢族技術向上によって全体像が認識できる日も訪れるのではないでしょうか。

それによって、新たなる宇宙の謎が解き明かされる事を期待しましょう!