【原理/仕組み】(謎)なぜ水で動くエンジンは消えたの?

なぜ水で動くエンジンは消えたの?

みなさんは、現在では使用されている、自動車の燃料が何種類ぐらいあるのか、知っておられるでしょうか?

どこにでもあるガソリンや軽油だけに限らず、電気や中でもソーラー電池を使ったもの、アルコールであったり、バイオガス等のバイオ燃料や・・・ハイブリッドカーみたいにそういったものをミックスしたもの等、シンプルに自動車とは言え、今やいろいろな動力が使われていると言えます。

ですが、「水」を燃料として走行する自動車・・・・・そのようなものが存在したなんて信じられるでしょうか?

アメリカ合衆国のオハイオ州出身の発明家スタンレー・マイヤー氏は、「水で動くエンジン」に関して研究を進め、そのエンジンで動く自動車の実演もしていたそうです。

けれども、みなさんはそのようなエンジンは見たこともないのに、と思うのではないでしょうか。

なぜならば、その研究というのは、強大な石油利権の持ち主により、抹消・封印されてしまったようです。

現在、メインの車の動力源は石油から生成されるガソリンや軽油であって・・それを脅かす研究成果は葬られてしまったのであると、スタンレー氏を支持する人たちは語っているのです。

ですが、「水で動くエンジン」というのは現実に存在するのだろうか?

その研究を葬ったということは、いったい・・・・・。

スタンレー氏の経歴やその研究というのを、「水で動くエンジン」の事の真相に関して・・・・・。

早速、紹介させて頂きます!
 

スタンレー・マイヤー氏の生誕。

 
スタンレー・マイヤー氏については1940年に、オハイオ州で誕生し、双子の兄弟のスティーブン氏と一緒に成長しました。

スティービン氏、双子の兄弟はこどもの頃から、自分たちでおもちゃを作ったり「発明」が好きだったのだそうです。

1975年、スタンレー氏は第一次オイルショックをきっかけとして・・斬新な「発明」を対象にした研究を始動しました。

オイルショックが原因となって、もたらされたガソリンの不足と高騰、それを解消することに必要な抜本的なポイント・・・・・そうです、まさにそれが「水で動くエンジン」でありました。
 

「水で動くエンジン」というのは?

 
ここで、具体的にスタンレー氏 の「水で動くエンジン」というのは一体全体、どのような仕組みだったのでしょうか?

結論から言うと、このエンジンは、水を電気分解してできる水素と酸素の燃焼エネルギーを燃料としているわけです。

スタンレー氏はこの「水の電気分解」かなり効率的にできる事が可能な方法を発見し、その手法を活用すれば、電気分解に使うエネルギーに比べて、水素と酸素の燃焼エネルギーの方が大きいと表現しました。

それから、自動車にその手法で電気分解を行う装置と得られた水素と酸素を燃焼する装置を搭載することにより・・水を活用して自動車を動かす事ができるようになると伝えたのです。

現に、この装置を搭載した四輪バギーで試験運転もされており、理論的には83リットルの水があるのであれば・・アメリカ大陸を横断するロサンゼルスからニューヨークに至るまでの運転ができるとのことでした。

スタンレー氏の研究に関しては、2人のベルギー人個人投資家から費用的なサポートを受ける事が出来たことから、自動車関係のエネルギー問題を解消する革新的な発明が世に出るというのも遠くないと想定されたのですが・・・・・水で動くエンジンの研究に関しては、1998年に突如としたスタンレー氏自身の死から白紙となってしまいます。

兄弟のスティーブン氏によると、スタンレー氏の死は投資家たちによっての「暗殺」だったとのことですが・・・・・。
 

オハイオ州裁判所の裁判記録

 
1996年、オハイオ州裁判所とされる民事裁判がありました。

原告は2人のベルギー人投資家、一方、被告はスタンレー・マイヤー氏。

もはや予想できたかもしれないが、訴訟の理由は、『「あり得ない水で動く新型エンジン』の利権を売った事」でした。

この訴訟から、スタンレー氏の水で動くエンジンを搭載した車には専門技術者の調査が入ることになったのです。

ですが調査の当日、スタンレー氏はこの車の調査を断っているのです。

何故なら「この技術は特許出願中であって、特許庁や軍隊の調査中のため」というもので、専門技術者の一人に言わせてもらえば「無頓着な言い訳」というレベルのものでした。

要するに、「このエンジンの水の電気分解には最新鋭の技術は使われてなかった。」と後日、行なわれた専門技術者の調査で結論づけられ、スタンレー氏は2人の投資家に対しての25000ドルの返済を命じられています。

言うまでもなく、これを「投資家と公権力においての陰謀」と口走る人もいそうですが、マイヤー氏の発明に関する特許は今や期限が切れているが、この発明を利用してのエンジンや自動車メーカーはありません。

ではこれについては、権力者あるいは石油利権の持ち主によっての利害問題を踏まえて妨害されているからなのでしょうか?
 

「燃料電池自動車」について

 
現実的には、「水素と酸素の混合ガス」を使用した自動車というのはとっくに研究されていて、販売もされています。

正しくいうと水素を燃料とすることによって「水素燃料電池」、一般的には「燃料電池」と省略されているこの動力は、水素と酸素を化学反応したエネルギーによって発電し電動のエンジンを動かすというものになりますから、原理についてはスタンレー氏のエンジンの動力部分と全く同じものなのです。

この水素ガスを燃料とする自動車は、すでに1807年には作られていたのですが、道路を走ることを可能にする燃料電池自動車というのは1966年に初めて作られています。

これは超低温のタンクに液体水素と液体酸素を前もって充満させて、それをちょっとずつ化学反応させて発電するものでしたが、そうだとしても、スタンレー氏が研究を開始したタイミングより4年も前のこととなっております。

なお、現在も複数の自動車メーカーで燃料電池自動車についての技術提携が実施されて、特にトヨタ自動車は燃料電池自動車に関係する特許を約5700件、無償で公開してだれもが活用することができるものにしています。

もし、この燃料電池自動車が石油利権を脅かすとしたら、個人の発明よりもむしろ大企業の動きこそ妨害されることになります。

言うまでもなく、スタンレー氏の発明の重要なというのは「その水素を得る方法である」、すわわち、「水の電気分解の部分である」と主張することもできるでしょう。

本来、燃料電池自動車の利点というのは「走行するときに、大気汚染物質を生まない」事であって、「すでにある電気エネルギーは使用しない」という訳ではありません。

かえって、水を電気分解するためのエネルギー、そして十分な量の水素を搭載可能なサイズに圧縮するエネルギーというのは、直接電気を充電するタイプの電気自動車を利用するより遥かに高い費用が必要となるものになってしまうのです。

そういう理由で「かねてからかなり効率的に水を電気分解できる」とされる、スタンレー氏の発明が必要なものとなることになるのですが、まさにこの発明というのはとっくに特許が取られ、更に特許の期限が切れていることから誰であっても利用することができます。

そのくせ、動画サイトやツイッター、個人のWebサイト等によって、無制限に情報発信ができることになった2018年現在も、この方法で効率的な電気分解を実現させたといった報告はない状態です。

報告においては「水1リットルから2000リットルの水素と酸素の混合ガスを発生させた」らしいのですが、実際に水1リットルを電気分解したというのならば、計算上は1870リットルの水素と酸素の混合ガスを発生させます。

確かに報告にある2000リットルとまではいきません「報告の側がだいたいの値を申し述べている」にしても、たいして違和感がある、大きく違う数値、とも言えないのではないかと考えます。
 

フリーエネルギーと石油利権

 
概していえば「フリーエネルギー」と称されるものというのは、使ったエネルギーよりたくさんのエネルギーを取り出せるというような、物理学の「エネルギー保存の法則」を破ったというように宣伝されているものですが、依然として「再現可能な形」でそれが実現した証拠はまったく現れた事がありません。

ですが、それが開発された時に喜ぶのは石油ビジネス関連の人々だと考えられます。

その手法に高い費用が掛かるなら、安価な燃料での石油のセールスポイントは揺らぐことはありません。

また、既にある発電方法をちょっとでも利用するとしたら、それは、同じ量の石油から獲得できるエネルギーを結果として、増加させ、埋蔵量の限定されている石油資源を今日の時点での想定より長い期間に渡って取り引きする事ができるのです。

もっと言えば、全く石油を使わない新たなるエネルギーが開発されたとしても、確かに石油の一番大きい需要は燃料だけれどプラスチックやアスファルトなんかは、石油を原料となっています。

どんなことがあろうとも、燃料電池自動車に危機意識を感づる程、石油の市場としては小さいものじゃないと考えます。

また、その市場そのものが油田の持ち主や石油企業だけに限らず、一般の投資家や政治の動きによって影響を受けるものなのです。

なお、原理力発電を減少させると、その分を補うものはメインとして火力発電であって、その燃料は石油を原料としている。

この現実、フリーエネルギーよりどこまでも、大きな陰謀の舞台になってしまう感じがしないでしょうか・・・・?