「例えばあの時、まったく違う道を選択していたなら、自分の人生はまるで変わっていたに違いない。」
どのような人でも、人生において一度や二度は感じたことがあるのではないかと思います。
ですが、この世界は一つだけ、自分にとっては今存在しているこの世界しかありません、別の人生など夢の中の物語。
多くの人がこのようにして別の世界を不定して日々を送っていることでしょう。
ところが、物理学の世界では、別の世界が実在する可能性が語られているのです。
更には、この世界と全く同時進行で並行して存在していると言われています。
本日は、並行する世界、パラレルワールドについて紹介させて頂きます。
パラレルワールドとは?存在とは?
パラレルワールドというのは、ある世界から分岐して、元の世界と同時進行の形で並行して存在する別の世界を指します。
並行というのは、「並んで進む、同時に行なう」といった意味があって、パラレルワールドは数多くの世界が同時進行しているというようなことになります。
この分岐については、歴史に残る重大な分岐点だけに限らず、常日頃の大したことない出来事の分岐のことも含んでいます。
例えて言えば、仕事が早く終わって、そのまま帰宅したあなたが存在する世界と、飲みに行ったあなたが存在している世界の二つが同じように進行しているということになります。
またもや、帰宅したあなたはYoutubeを見ることも考えられますし、速攻で寝てしまうかもしれないのです。
私たちは一日がある中から、何度となくこのような選択を繰り返しているのですが、その選択の幅の分だけ世界が同時に進行していることがあり得るというのです。
それだったら、地球上の人類70億人分の選択の幅の数までも世界が同時進行しているみたいになって、一体全体どのくらい存在するんだよ、と馬鹿らしくなってきます。
ですが、一見すると馬鹿らしい仮設を解明することにより、パラレルワールドを行ったり来たりする方法を発見することができる可能性もあるという事です。
もし核戦争が起きたら、その瞬間にパラレルワールドが・・。
パラレルワールドというのは、理論物理学の話では、ある事件が起こるとその事件の想定できるだけの可能な結末がある、無数の世界が構成されると考える。
これを多世界解釈と言います。
ひょっとして、そう遠くない未来に引き起こされるのではないかと恐れられています核戦争。
核爆弾のボタンが押した瞬間、攻撃された国に関しては壊滅を避けられないのではないでしょうか。
更に近隣諸国であろうとも被害は拡大して、報復の核爆弾が発射が行われ、世界中が死の灰で埋め尽くされて、人類は滅亡する。
ですが、これ以外のこともあり得る。
報復はされず、戦争は落ち着き、人類は滅亡しない可能性もあります。
あるいは、核攻撃の誤作動することにより、発射自体が起こらない可能性すらもあります。
核爆弾のボタンが押したその瞬間、数多くの世界が同時に作られることになります。
是非とも、核戦争の起こらない世界に存在して、このままの暮らしを継続したいと、私を含め誰もがみんな思うのではないでしょうか。
なんとかして、その世界(パラレルワールド)まで行く方法はないものだろうか?
パラレルワールドの証明!?
物理学の研究者達が連日のように議論をとり交わしても、パラレルワールドの存在さえも証明出来ていないというのが、今現在の科学の限界ということになります。
ですが、パラレルワールドを移動してきたと思える話がたくさんあります。
2009年、カルフォルニア州に住んでいる「ジェームズ・リチャード氏」は、愛犬を追い掛けた時にこけてしまい、意識を失ってしまいました。
目が覚めた彼は、これまで見たことのない機械に囲まれ、ジョナスという男が治療に当たっていました。
ジョナスはパラレルワールドを取り次ぎする仕事をしていて、リチャードを偶然に見つけて、助けたのだといいます。
ジョナスの世界においては、解散したことになっている歌手グループ・ビートルズが活躍しているとのことです。
ジョナスが席を外した隙に、リチャードは、ビートルズのカセットテープをふところに入れて、その状態で元の世界に帰って来たといいます。
リチャードはしばらくしてから、持ち帰ったカセットテープに収録されてあった曲を、Youtubeにアップし、話題を集めます。
またもや日本においては、2017年1月、北海道函館のコンビニエンスストアで偽1万円硬貨を使用して、詐欺の容疑で、30代の男性が逮捕されるというような事件が起きました。
記念ということで、1万円硬貨が作られるというのはリアルにありますが、この事件の硬貨は、どの記念硬貨にもあてはまらない。
さらに、ありふれた偽造なんてありえないという特徴がありました。
特に、昭和65年といったあり得ない年号と、日本に実際には存在しない橋が刻印されていました。
それに加えて、硬貨は希少な金属で高精度に作られていて、造幣局で作りあげたとしか考えられないくらいの物だったのです。
単なるイラズラで作ったと言われるものでは、どう考えても思えないことから、別の世界の日本で作り出された硬貨が、この世界に持ち込まれたかもしれないと考えられるのだが、その事の真相は謎のままです。
彼らについては、そもそもどのようにしてパラレルワールドを移動することが出来たのだろうか?
移動の方法としまして、エレベーターを使用する、六芒星を書いた紙を手にして眠る、合わせ鐘を使う、等あるそうですが、この手法で成功したとされる情報は残念なことになさそうです。
物理学者たちの研究によって、解明される日が待ち遠しい。
そう簡単には信じ難い話かもしれないのですが、別の世界がどのようなこととなっているのか、確かめたいですよね。
物理学の理論的には、パラレルワールドについては、この世界の目の前に存在すると考えられます。
瞬きをしているさなかに、瞬間移動できるくらい、すぐ近くに。
考えてみれば、いつも見慣れている光景において、変な感覚を感じたことはないでしょうか?
いつものことながら歩いている道だというのに、店の看板の色がこのような色だったでしょうか?あるいは友人と思い出話していて、何となく話が噛み合わない、等々。
記憶違いなのかも、とその場をやり過ごしてしまうものですけれど、ひょっとしたらいつしか、パラレルワールドに移っているのではないでしょうか。