「金縛り」になった事がある人は男女なら「女性」が多いと聞きます。
「男女」含めてなんと40%の人が「金縛り」にあった事があると言われています!
「金縛り」にあうと「身動き」が全くできません。
そして「声」もできません・・。
「金縛り」にあっている間、何か「霊」に抑えつけられているいう感覚があるという人さえおられます!
この「金縛り」の原因とは何なのでしょうか?
金縛りはどうして起こるの?
夜、普通に寝ていると、ふと目を覚ます事があります!
そんな時、「身体が動かない!」
起き上がろうと思っても、全く動かない。
「指」も全く動かない。ピクリとも・・。「う・・・!う・ご・か・な・い」(声も全く出ない)
「声」も出ないから「助け」も呼べない。
ここまでくると「恐怖」ですよね!
金縛りが起こる原因とは
「睡眠」には「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」の2つのパターンがあります!
「睡眠」の2つのパターン
ノンレム睡眠(深い睡眠)
レム睡眠(浅い睡眠)
通常の睡眠はノンレム睡眠(深い睡眠)から入ってレム睡眠(浅い睡眠)に「移行」するのが普通だと言われています!
詳細に言うと、「睡眠」にはサイクルがあって、ノンレム睡眠(深い睡眠)から睡眠に入ります。その時、「脳」が寝ていて、「体」が起きている状態です。
それからレム睡眠(浅い睡眠)に移行します。その時の「脳」が活動していて「体」が寝ている状態です。
このノンレム睡眠(深い睡眠)からレム睡眠(浅い睡眠)そして再びノンレム睡眠(深い睡眠)、そしてまたレム睡眠(浅い睡眠)というのを「睡眠時間」に応じて「複数回」繰り返します。
通常の睡眠パターン
ノンレム睡眠(深い睡眠)から睡眠に入り、レム睡眠(浅い睡眠)に移行する。
このパターンを睡眠時間に応じて「複数回」繰り返す。
ノンレム睡眠(深い睡眠)→レム睡眠(浅い睡眠)→ノンレム睡眠(深い睡眠)→レム睡眠(浅い睡眠)(複数回、繰り返すのが通常の睡眠)
金縛りになる可能性がある睡眠のパターン
眠りがレム睡眠(浅い睡眠)から入るパターンの場合に金縛りにあいやすいです。
レム睡眠(浅い睡眠)だと脳は起きていているのに体は眠ている睡眠状態なので「意識」があるのに「体」が動かないという「金縛り」になったりします!
睡眠がレム睡眠(浅い睡眠)から入る場合のパターンの場合が「金縛り」にあいやすい。
「金縛り」の原因が「睡眠障害」という場合も
金縛りの原因が「ナルコレプシー」という「睡眠障害」という場合もあります。
日中に耐えがたい「睡魔」に襲われる「病気」です・・。
症状としては「眠気」と「情動脱力発作」が「中核症状」で「入眠時幻覚」「睡眠麻痺」「夜間の睡眠障害」夜間の睡眠障害の5つが主な症状です。
情動脱力発作:感情の強まったときに体の力が抜け、支えられなくなる。通常は一瞬のことで、意識は正常。
中核症状:基本的な症状。
入眠時幻覚:眠りに入ろうとする直前に現れる幻覚。
睡眠麻痺:就寝中に、体が動かせないように感じる現象。
「ナルコレプシー」の随伴症状
「ナルコレプシー」の随伴症状で「入眠時」に「悪夢」を見たりする「入眠時幻覚」や「金縛り」(睡眠麻痺)にあったりします。
「ナルコレプシー」はノンレム睡眠(深い睡眠)が少なく、「覚醒反応」が頻繁に起こり、夜間の睡眠の分断により、「睡眠障害」が起こります。
睡眠障害の「ナルコレプシー」は日本では「600人に1人」の有病率と言われています。
随伴症状:ある疾患や状態に付随して起こる副次的な症状。
入眠時幻覚:眠りに入ろうとする直前に現れる幻覚。
覚醒反応:睡眠や昏睡からさめたとき,強い情動興奮が起こったときなどに現れる脳波の現象
ナルコレプシーは「過眠症」のひとつです。
普通なら寝てはいけないという状況でも我慢できない程の「強い睡魔」に襲われたり、我慢できず突然、寝てしまったりするのが特徴の病気です。
病気であるにも関わらず、本人自身病気であると気が付かないという事もよくあり、周囲の人からも自分も「だらしない」「やる気がない」「真面目にやっていない」とマイナス的に思われ、治療が遅れると社会生活に支障をきたす恐れがあるので早期に「診断」されて「治療」を開始する事が重要です!
金縛りにならないようにするには
なぜ、「金縛り」になってしまうのでしょうか?
それはレム睡眠(浅い睡眠)から入るパターンの睡眠をしているからですよね・・。
ではなぜ、レム睡眠(浅い睡眠)から入るパターンの睡眠になってしまうのか??
ズバリ、「脳」が興奮した状態だとレム睡眠(浅い睡眠)から入るパターンの睡眠となり、「金縛り」になる確率が高くなります!
「脳」の興奮とは別に「ストレス」「疲労」も原因になったりします!
「夜遅くまで」パソコンを入力している人や仕事が忙しく「ストレス」「疲労」が積み重なった人等・・・。
「脳」が興奮状態になったり、体が「ストレス」を受けたり、「疲労状態」だったりしている人は「通常の睡眠サイクル」をする事が難しくなっています!
寝る前の環境や行動が「金縛り」に繋がっていくので、「脳が興奮状態」の人は「静かな音楽」を聴いてから寝るとか「ストレス」「疲労状態」の人は寝る前にゆっくり「お風呂」に入ったりして「リラックス」する等の工夫をされる事により、「通常の睡眠サイクル」が出来るのではないかなと思います!
金縛りにならないようにする工夫
寝る前の環境がカギなので、「興奮状態」の人は「静かなクラシック音楽」を鑑賞してから睡眠に入る。
「ストレス」「疲労状態」の方はゆっくり、お風呂に入って、リラックスしてから睡眠に入る。
まとめ:金縛りになる本当の原因!
「金縛り」になる本当の原因とは「幽霊」が原因ではない事がお分かり頂けたと思います!
「金縛り」がなぜ、「霊的」な原因と考えられたかと改めて考えてみると、「テレビドラマ」「ホラー映画」の影響ではないかと思います。
まとめますと・・。
通常睡眠(金縛りにならない睡眠パターン):
ノンレム睡眠(深い睡眠)から睡眠に入り、レム睡眠(浅い睡眠)に移行する。
このパターンを「複数回」繰り返す事が「通常睡眠」になります。
金縛りになる睡眠パターン:
眠りがレム睡眠(浅い睡眠)から入るパターンの場合に金縛りにあいやすいです。
レム睡眠(浅い睡眠)だと脳は起きていているのに体は眠ている睡眠状態なので「意識」があるのに「体」が動かないという「金縛り」になったりします!
なぜ「睡眠障害」になるかというと、睡眠前、「脳が興奮状態」や体や心の「ストレス」「疲労」等の影響があると睡眠がレム睡眠(浅い睡眠)から入る場合のパターンの場合が多く、「金縛り」にあいやすい。
「脳が興奮状態」「ストレス」「疲労」で「睡眠」に入ると、レム睡眠(浅い睡眠)から入る睡眠に移行しやすいので、「脳が興奮状態」だったら、「静かなクラッシック」を鑑賞してから睡眠に入ったり、「ストレス」「疲労」がある場合は睡眠に入る前にゆっくり「お風呂」に入って、リラックスしてから睡眠に入ると「通常睡眠パターン」で睡眠に入りやすい。
「ナルコレプシー」という「過眠症」が「金縛り」の原因になる事もあるのですが、「病気」と認識する事がなかなか出来ない場合が多いようです。
下記に注意点として記しておきます!
「ナルコレプシー」の「随伴症状」ですが、入眠時に悪夢を見たりする「入眠時覚醒」や「金縛り」(睡眠麻痺)があったりします。
普通なら寝てはいけないという状況でも我慢の出来ない強い睡魔が襲ってきて、突然寝てしまったりする病気なのですが、病気と気付かないケースが非常に多く、自分や周囲から「だらしない」「やる気がない」「真面目にやっていない」等マイナス的に捉えて「診療」を受けないパターンが多いようです。
治療が遅れると社会生活に支障をきたすリスクがあるので、早期診断、早期治療をする事が重要となってきます!