サヴァン症候群とアスペルガー症候群の違いと特徴!

サヴァン症候群のイメージ

みなさんは「レインマン」と言われる映画を観た事がありますでしょうか??

長期間にわたって生き別れとなっていた、自由奔放な弟と障害があった兄とのふれ合いを描いた物語なのですが、兄とされる「レイモンド」はかなりハイレベルな暗記力と計算・暗算能力があり、しかも床に落っこちた「爪楊枝の束の本数」を瞬間的に「本数を言い当てる」等、特殊能力のような知能を持ちつつ、実際には暗記した本の中身そのものは理解できなくて、更には、お金の概念もなく「おつり」の計算は行うことができなかったり気持ち、アピールやコミュニケーションが行えなかったりします!

これに関しては「サヴァン症候群」と言われる実在の症状で現実にとある分野において天才的な能力を有しているにもかかわらず、これ以外の分野だと「知的障害」「学習障害」を持っていたり日頃の生活に不都合が引き起こされているなどします。

本日は極めて特殊なこの「能力」につきまして、みなさんにご案内していこうと思います!

サヴァン症候群と言うのは?

 
サヴァン症候群と言うのは、「知的障害」「発達障害」の「発見」と併せてだんだんと発見されるようになってきた、わりと「新しい」症状だと言えます。

当然、「知的障害」「発達障害」と一緒のようなもので「存在していた」というのは事実でしたのですが、「軽度の知的障害」が学校教育の浸透によりついに「通常と異なる」と理解されたように、更には「自閉症」や「学習障害」、「ADHD(注意欠陥多動性障害)等の発達障害が、ここにきて遂に「先天的な障害」とし理解されたように、「存在はしても理解されていなかった」状態が凄く長かったのであると言えると考えられます。

その一因として考えられるのは、同時に発症する「知的障害」「発達障害」そのものが認知され、検証される様になってきたというのがここ最近だというのと併せて、「サヴァン症候群」の生み出す「特殊な能力」が読み書きや計算、また音楽や美術というような近代に差し掛かる迄「庶民としては接触する事が出来なかった」教育や教養と深々と関与しているためだとも言われています。

2011年に、2つの「知的障害特別支援学校」において「サヴァン症候群」に対する確認が行われたのですが、同年齢の健常児、または一般の大人と比べても「高水準の能力」とし現れる事がほとんどだったことは、なにより1つは「記憶力」でありました。

具体的に言うと、「電話番号」や「郵便番号」といった「数字の羅列」だったりその他には「文章」「一定の一分野」に対する「雑学」であるとか、更には「他人とのおしゃべりを一字一句暗記して」いるなど「写真記憶」と考えられる「見たものを記憶して描き写す能力」というような普通のレベルをあり得ないくらいに超えるレベルの記憶力を、ある特定のものに関してのみ発揮させる人が数多く見受けられたのです。

そして、もう1つ非常にたくさん見られた能力が「カレンダー計算」でありました。

それについては主に「西暦何年の何月何日」「何曜日」を指すというのを、どこの日付を言われたとしても瞬間的に答えられる、というものになります。

なかには明治より前のものも含めて、元号で聞かれても日付から曜日を答えられる子供もいたということでした。

他には音楽的な能力を発揮する子供も存在し、そのほとんどは一度だけ耳にした曲を的確に楽器や歌で再現するというものでした。

「絵画」「イラスト」、そして陶芸作品というような美術分野であっても何よりもほとんど正確で写実的な表現を特技とする子供たちが存在し、それら「音楽」「美術」に関しては「適確な再現能力」と併せて「それをアレンジするパーソナリティー」を有することだって考えられるそうです。

ところで新渡戸稲造はアメリカで「サヴァン症候群」の少年と出会いその能力に関した著書「修養」で記述しているのですが、その少年はかなり高い計算能力があって、新渡戸の出した「6桁と5桁の数字の掛け算」に瞬間的に回答したのだそうです。

新渡戸稲造からすれば、その計算は紙に書いたとしても3、4分かけないと解けないレベルのものだったそうです。

けれど、この「サヴァン症候群の特殊能力」は、脳の障害と切っては離せないものになります。

「サヴァン症候群」が「知的・発達障害と同時発症する能力」とし結論付けられているので最もだったりしますが、歴史的に「天才」や「偉人」と言われているなかでもコミュニケーション力等に問題を持っていた人も多く、彼らも「サヴァン症候群」であると理解されてなかっただけで近年で言えばば「サヴァン症候群」と見なされることも考えられます。
 

サヴァン症候群:原因がはっきりしない能力

 
サヴァン症候群が発生する原因は現在でも判明せずであり、何個かの「仮設」がどうにか見受けられる程度です。

分かっている事は、「サヴァン症候群」の人はかなり高い割合で「自閉症の特徴」を示すということなのです。

この「自閉症」は通常のように考慮されているより広範囲な症例を含んでいて、現時点の精神医学の世界においては「自閉症スペクトラム」と言われる症状の強さを色の濃淡で表示させるといったような概念がつくられ、知的障害と言語発達の遅れを有する「カナー症候群」から平均以上の知能指数と言語発達を示す「アスペルガー症候群」更には、「特定不能の広汎性発達障害」という他の自閉症スペクトラムの診断に及んでいないもの迄、そのような多種多様な症状の発症の仕方を含め自閉症スペクトラム「ASD(Autism Spectrum Disorder)」と言われています。

自閉症スペクトラムを有する人は類似して、何かしらの強いこだわりやコミュニケーションの不得意というような特性があって、しかもメンタル的なもの、感覚的なものに関係なく極めて刺激に対し感受性が高い事もたくさんあります。

感覚過敏、というような言葉を聞いた事がある人もいらっしゃるかもしれませんが、現実的に特定の音やさわり心地というような感覚に対して強い苦痛、あるいは強い執着が生じる傾向がよく見受けられます。

言葉や感情においても同様に、とても不得意な言葉やとても馴染んでリラックスするために話す言葉があったり、周りの人とは違う気持ちの表し方をするなど、そのせいもあり他人の気持ちがよく分からなかったりします。

こうした特異的な「認知」、多種多様なものに関しての他人とは違う感じ方が、「特殊な能力」に繋がっています。

すなわちこの事がサヴァン症候群の原因ではないかと構想する医師や研究者も存在しているのです。

ですが、自閉症スペクトラムの診断を受けておらず「知的障害」を有した「サヴァン症候群」の人もおりますし、「自閉症スペクトラム」の症状がありましても「特殊な能力」は持っていない人もいますから、結果としていまだに、その能力が何から巡ってくるかということは何も分かっていないのです。
 

有名なサヴァン症候群の人たち

 
初めの方にて紹介させて頂きました「レインマン」の、最初のモデルとなってもらいました人はアメリカの「キム・ピーク」と言われる男性なのです。

キム・ピーク氏は「小脳と、脳梁」といった左右の脳を繋ぐ部位に先天的な障害と欠損を有しておりました。

その58年間の人生で、一生涯至るまでピーク氏は父親による介護を要する生活を送っていましたが、極めて高い記憶能力を保持し、9000冊を上回る大量の書籍の内容を完璧に暗記していたとのことです。

しかも、ついさっき紹介させて頂きましたカレンダー記憶もピーク氏の保持している能力の一つでした。

音楽的才能の「サヴァン症候群」では、「イギリス人ピアニストのデレク・パラヴィチーニ」は盲目と重い学習障害を抱えつつ2歳になる前から鍵盤楽器に関心を持ち、徐々にその才能を見い出されてピアノを学ぶ様になったのです。

その師であった、最大の理解者と言う立場でもある「オッケルフォード氏」はピアノを弾く時に「拳やチョップ、肘や鼻まで」用いていた彼に何年も掛けて指でピアノを弾く方法を根気強く教えてきたとのことです。

「パラヴィチーニ氏」は絶対音感の持主でもあって、同時並行的にオーケストラ楽器で20音程度迄は識別ができて、更には一度耳にした音楽は即座にピアノで再現可能である上、アレンジや即興演奏も特技としてるのです。

しかもアスペルガー症候群と併せて、暗算や暗記、言語学習に対し高い能力を有する「ダニエル・ポール・タメット」は、自分自身の言葉でその能力がどう現れているのか説明できるため「サヴァン症候群」の研究や報道において高い評価を得ています。

「ぼくには数字が風景に見える」と言われる邦題の自叙伝では1から10000に及ぶ数字は色や触り心地、感情というものを保持していると語り、数字を景色として「見る」ことが可能であったり、それが素数であるか「読み取る」事が可能だそうです。

このことは「共感覚」と言われていて、一般的に考えて関わりのない感覚同士が結び付いて起きるという「自閉症スペクトラム」の特性の一つでもあって「タメット氏」においてはその共感覚が暗算や何万桁もの暗記に結びついています。

また、彼は11か国語を話すことができるマルチリンガルで1週間でアイスランド語を覚えたこともあります。

関心がある方は、ぜひとも彼の本を読んでほしいと思います!

本日はここまでサヴァン症候群につきましてみなさんに紹介させて頂きましたが、彼らは贈り物的な強烈な能力と併せて障害が元となる「生きづらさ」を有しています。

先天的に、標準と比べて、誰の目にも明らかにハイレベルな知能を持っている人の事を「Gifted」と言います。

贈り物を表す英語は「Gift」と言いますが、なんとドイツ語では「Gift」「毒」を表しています。

それは、「サヴァン症候群」もの神秘的な事態を意味しているためだと、私自身としては感じられます。