職務質問は断れるのでしょうか?

警察官の職務質問のイメージ

ところで、みなさんは「職務質問」と言われるものを受けた事がありますでしょうか?

テレビや警察パトロール24時というドキュメント等でもよくある光景ですが「犯罪」をしたわけでもないにも関わらず「警察官に職務質問」で呼び止められると言うのは気分のよいものじゃないですよね。

何はともあれくたびれて早く帰宅したい時等はついつい警察官に対する態度も厳しくなったりします!

ですが、その態度が一層時間を奪われる事に繋がります。

そうならないように本日は「職務質問」してははならない「アクション」と「職務質問」を断るっていうのは本当に出来るのかに関しまして踏み込んでいこうと思います。

職務質問で2つの言ってはいけない「言葉」

 
「職務質問」受けた際にやってはいけない行動が2つあります。

その内の1つは「警察官に対して警察手帳」を差し出すように求める事です。

この行動は警察官のプライドを極めて貶める手段であってプライドを傷つけてしまう事となります。

それからもう1つの「言ってはいけない言葉」「税金」についての話しです。

「我々の税金で給料を貰っているんでしょ?」という喧嘩腰で「返事をする行為」です。

「別にあなた自身から給料を頂いているわけではない」とまさにそれが警察官の認識が最悪となってしまいます。

更に言うなら「警察手帳や税金の言葉を利用し職務質問を拒否しよう」とすれば「職務質問ごときでどうしてあなたはそれ程まで焦る必要があるのでしょうね?」と逆に警察官側の職務質問スイッチを入れてしまう危険性があります。

こういう「言ってはいけない言葉」で警察官の職務質問スイッチを押してしまったら警察官の間においてのしきたり「目には目を、歯には歯を」というのが行使されてしまうのではないでしょうか。

下手すると、「最低限の有形力の発動」とし「身柄拘束」なんていうこともあったりします。

むしろ、最低限の労力で「警察官の職務質問」から解き放たれるテクニックは、「あなた自身の身分」を速やかに明らかにする事です。

「免許証や保険証」を日常的に見せることができるようにしておけば友好的な対象と見なされ、警察官からの好感度はアップします。
 

職務質問は本当に断れるのでしょうか?!

 
「職務質問は任意ですから拒否す事ができる」「逃走したら警察はむやみに行動する事ができない」「職務質問」に関しての話はインターネット等でちょくちょく目につきます!。

場合によってはYouTube等でも「職務質問を断る方法」と言った動画を目にする事もあったりします。

「職務質問というのは任意ですよね?」の対話的にやっている人の大部分は認識しているみたいですが、一応条文を掲載すると職務質問とは・・・。

<警職法 第二条第一項>

警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪についても若しくは犯罪が行われようとしていることについて知っていると認められる者を停止させて質問することができる

<同条 第3項>

~前略~

刑事訴訟に関する法律の規定によらない限り身柄を拘束され又はその意に反して警察署、派出所若しくは駐在所に連行され若しくは答弁を強要されることはない

 
この後者の第3項により「強要することは出来ないから任意なんでしょ?」という事になります。

けれども、文章的に「強制的に連行されたり強制的に発言をされない」という法律であって「職務質問を拒否して逃げても大丈夫だ。応じなくても良い」というのは一切言っておりません。

要するに、この状況で「職務質問」を断るかどうかを選べる「任意」の選択肢はないという事になります。

とは言っても、刑事訴訟法は捜査機関の行なう捜索・差押等といった強制捜査につきまして基本として裁判官の発する令状がなければ強制的にしてはならない事とされています(令状主義)ため「令状なし」で可能な「職務質問」は基本的に「任意処分」と指摘されています。
 

任意だというのに断れないのはなぜ?

 
「任意処分」ならば言うまでもなく断れると思うのですが、現実的には「職務質問」をされてしまうと逃げてもしつこく追跡されますし拒否しようとすればする程、余計に解放してくれることはありません。

どうしてかって言うと判例が職務質問の際、「容疑の蓋然性」、「職務質問の必要性」、「手段の相当性」を全体的にみて強制には至っていない程の「有形力を行使する事(いわゆる実力行使)」を合法的と断定しているためと考えられます。

結局のところ、逃げようとする姿勢も含め犯罪の疑いの確率が高く職務質問を行なう必要性が高い時点で強制的に拘束したりとかしなければターゲットの肩を掴み逃走を抑止したり、逃走するのを追随して説得する行いは「職務質問」においては合法的だということになります。

なぜかというと「放してください」と言われたら警察官が説得も対処できない状態では治安が守れないという現実世界の不都合が理由だと言われています。

けれども、原則的に任意処分である限り、「断って逃げる事」を強制的に止められる筋合いはないので警察官に有形力を行使されながらあるいは追いかけられながら、自分の家に入ってしまいさえすれば、家の中には「職務質問」で入ってくることが出来ませんので「断る事は可能だ」という意見も存在します。

ですが、警察官の説得は長々と尽きませんし拒否して逃げてもついてきますので後ろめたい事がないのであれば謙虚に対応した方が早く解放されることは確実です。

そんなわけですから例えば、どこかであなたがもし「職務質問」をされてしまった時「任意ですよね?急いでいるのでダメです!」と言って拒否しないで誠実に応じた方が時間も手間暇もスピーディーでいいかもしれません。